最初に教わったことは、仕事の基本動作、信用信頼を得るための行動指針
私は某大手技術商社に勤務していました。事業開発の過程を知り、自分が事業を立ち上げる力をつけ、ゆくゆくは自分の手で事業を手掛けたいという想いがありプライマルへの入社を決めました。
入社後に社長直々の研修があるとのことで、どんな内容を教われるのかワクワクして当日を迎えると、その内容に肩の力が抜けてしまいました。
「新規事業立ち上げの正しい方法を身につけ、それを実践・提言していけばお客様からも評価され、事業もどんどん前に進むだろう」
そんな風に思っていた私は、新規事業立ち上げにおけるノウハウや必勝法などといった、スキルを教えられるのとばかり思っていましたが、”徹底すべき基本動作”や”クライアントから信用や信頼を得るためにはどんな行動をするべきか”など、一見目新しさを感じない内容だったからです。
その研修から数ヶ月経ったある日、クライアントとの調整・折衝を自分がメインで担当する機会をもらい、「評価してもらう絶好の機会だ」と鼻息を荒くして案件に望みました。
実案件での挫折から気づいた、枝葉のスキルより大事なこと
当初の楽観的な想いとは裏腹に、実際は失敗・挫折の毎日でした。
クライアントと成果物の完成目処を約束をせず進めてしまったがために、不安に思ったクライアントから「いつ〇〇の成果物は完成する?」と催促を受け、なんとか出来上がった成果物を報告会直前になって提出できたのに「期待していた内容の成果物ではない」とお叱りを頂いてしまいました。
更に、上司へ事前に状況や会議での議論内容を報告・共有しておらず、会議終了後に「なぜあのような発言をした」と言い放たれてしまうという散々な結果でした。
そんな忙殺状況の日々でしたが、クライアント先の会社部門方針の変更から案件が終了しました。がむしゃらに頑張りましたが、振り返ると失敗・挫折の毎日でした。
振り返ると、この失敗は、まさに研修で学んでいたことそのものでした。
”自分から約束をして、約束を守ること”、”早期に成果物のイメージ・骨子を確認し、安心快適を提供して信用を得ること”
そんなことですか?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、まずは新規事業開発の枝葉のスキルではなく、それよりも基本となる行動指針が重要であることを研修では教えてくれていたのではと思います。
そこで次の案件でこれらの行動を意識したところ、クライアントからお褒めの言葉を頂いたりと、いい方向に進みだしたのです。
新規事業支援をする上で重要なことは、特別なスキルなどではなく、意識次第で変えることのできる仕事の基本動作や、お客様から信用・信頼してもらうための行動であるとわかりました。
ただ、実践を徹底し続けることは難しいと日々実感しています。面倒くさい、少し楽をしたい、そう思ってしまうのが人間です。自分を厳しく律して行動し、新規事業でより多く成果を出し、新規事業のプロフェッショナルとなれるよう、日々精進しています。
成長を鈍化させないためには、厳しいストレッチした環境に身を置くことが大切
今回お話した失敗・挫折ばかりだった頃を思い返して感じることは、筋肉痛がないと筋肉が成長しないように、厳しいストレッチな環境に身を置かれたからこそ大きく成長できたということです。
成長に繋がる良い失敗をして、改善策を考えて実行/検証して、同じ失敗がおこらない仕組み作りや思考を身につけることで成長するのだと今は思っています。心がポッキリ折れてしまうレベルの大きな失敗は避けるべきだと思いますが、成長のために失敗は必要不可欠であると感じています。
これからの世の中は指数関数的に変化していき、3年後の未来すらわからないと言われています。
そんなときに役立つのは枝葉のスキルではなく、仕事の基本動作や、信用・信頼を得るための行動指針といった能力などではないでしょうか。
そんな力をPrimalGでは徹底的に身につけることができると思います。
どんな働き方を選ぶかは個人の自由であり、PrimalGはきっと楽な部類ではないと思います。たぶん。
ただ、大きく成長できる環境があることは確かです。
興味の有る方はぜひPrimalGの門を叩いてみてください。
みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。
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