新規事業との出会い
前職では大手企業でセキュリティ関係の営業職を行っていました。
顧客から感謝されることにやりがいを感じ、積極的に顧客の課題をヒアリングし、他にも力になれることがないか探っていたのですが、自社のソリューションでは解決できない課題と直面することが多々ありました。
「こんな商材があれば解決できるのに…」
そんな思いを抱いて悶々としていたところ、転機が訪れます。
社内新規事業の公募が始まったのです。
私は真っ先に飛びついて、自分が担当する顧客から抽出した課題を、自社のリソースを使って解決できないか練りに練って応募しました。
しかし、結果は不採用でした。
「それなら自分で作ってやる！」
ニーズが目の前にあるのに、そのサービスを実現できないことがとても悔しくて、自分自身の手で、困りごとを解決する事業を立ち上げてやろうと思い立ちました。
アイデアを形にし、実行する難しさ
それから、同じ志を持った友人2人と、日々あらゆる人から悩みを聞いては、その解決方法を探っていました。
数十人へのヒアリングの末、保育業界でたくさんの人が同じ悩みを抱えていることを発見しました。
あとはこの課題を解決する事業を創るだけだと考えていましたが、それは大きな間違いでした。
アイデアを形にすることが一番難しかったのです。
技術が不足していたのも大きな要因ですが、それよりも実際にどのようにしてサービスやビジネスモデルを検討し、どうやって成長・存続させていくのか、繰り返し頭で考えても答えを導き出すことができませんでした。
結局、どう行動すべきなのか分からず、アイデアの実現は断念してしまいました。
しかし、事業立ち上げへの想いを諦めきれず、「ノウハウを学び、自分自身で事業立ち上げを実現する」という目標達成のために転職を決意し、プライマルに入社しました。
プライマルでは「ハッチング」を大切にしています。
現場で仮説検証を行い、ビジネスモデルの“成功の型”を抽出する活動をハッチングと呼んでいます。
これは、事業アイデアが机上の空論で終わらぬよう、顧客が壁に当たって立ち止まらぬための行動です。粘り強く、地道に仮説検証を繰り返し、実行のフェーズにも関わって顧客と伴走することが、最も大切であることを知っているからこそ、プライマルは本気の新規事業立ち上げの支援ができると感じました。
「ハッチング」を知って、「以前乗り越えられなかった壁を、プライマルでなら乗り越えられるようになるかもしれない」と感じ、入社を決意しました。
アイデア実現のためにブレーキを掛けない
入社後、前職の経験とコネクションを活かした建設業と警備業に関わる新規事業アイデアを社内の新規事業公募ページに投稿しました。
この公募は、一般的な選考型ではなく、役員から個別コメントをもらえます。
取締役からの事業フィードバックでは、事業の評価基準のほか、自身の強みの活かし方や成長する事業を創るために持つべき観点などといった、以前事業を創ろうとしたときに、考えられていなかった（知らなかった）ことを多く教えていただきました。
フィードバックを基に、通常業務の大手企業の新規事業立ち上げ支援を行いながら、社内外から情報収集を始めます。
本当に業界に必要とされているサービスなのかを確認するために、ヒアリングによる仮説検証を行いました。
ヒアリングの結果、市場に官庁が関わるシステムと連携している競合がおり、業界がそのシステムを利用せざるを得ない状況になってしまっているため、参入が非常に困難だということが分かりました。
このような実状は、デスクリサーチの情報だけではわからなかったことでした。
事業アイデアを実現するには、頭の中で考えて実行するだけでは成功しません。有識者やユーザーになりうる方の声を聞きながら、アイデア実現のための行動を検討することが必要だと気づきました。
"ハッチングから得られた結果を基に新たな仮説を立て、それを証明するために更に行動をしていく" その積み重ねが事業立ち上げにつながることだと学びました。
現在も複数の社内新規事業に関わり、事業立ち上げに向けて日々前進しています。
新規事業を立ち上げる上で怖いのは失敗ではなく、行動に移さないことです。
プライマルでは、新しいことや正解がないことに挑戦し、失敗することに対して咎める人はいません。むしろ成長に繋がるので推奨しています。
行動することによって、新たな発見があるので、一度思考した方向性が誤りだったとしても、成功する答えに近づいていることになります。
・社内公募で新規事業アイデアが採用されず実現できなかった
・アイデアはあるが、実現までの手順が分からない
そんな方は、プライマルで一緒に新規事業を創りましょう！
プライマルはビジネスアイデアの合否ではなく、どのようにアイデアを磨き実現できるかを真剣にフィードバックしてもらえるのが特徴です。
また、未経験であっても熱意と成長する意欲があれば誰でも挑戦できる環境です。
粘り強く、本気で新規事業と向き合える方と一緒に働けることを楽しみにしております。