急速な成長に取り残されないために
前職では、コンサルティング会社に所属していました。
新たなコスト削減ツールとしてRPAに目を付け、当時の上司に掛け合ったところ反応が良く、それまでの人生でシステム開発や、ましてやITに絡んだ経験などほとんどなかったですが、RPA導入支援の事業立ち上げを模索することとなりました。当時はまだ「単純業務が自動化できるらしい」程度しか分かっておらず、通常業務の傍ら情報収集をはじめました。
知れば知るほど世の中の進化のスピードと先端技術に興味を持つと同時に、自分自身からはかけ離れた存在であることを痛感しだんだんと焦りを覚えてきました。
今のペースで仕事をしていたら時代に取り残されてしまうのではないかと考え、新たな挑戦をする決意をしました。
挫折し、自信を失っていく
入社して早々、自分の至らなさに逃げ出したくなる日々が続きました。
新たな業界へのチャレンジだったので挫折は覚悟のうえでしたが、自分よりスキルの高い諸先輩方ですら、自分以上に成長に貪欲で、努力を重ねている姿を目の当たりにし、正直「どうやったら勝てんねん!」という感じで心が折れそうでした。(苦)
初めてアサインされた案件ではまだ世に出回っていない最先端技術を取り扱うため、とにかくインプット量が膨大でついていくのに必死でした。
かなりの時間をかけて試行錯誤し作成した資料を上司に提出するも、多くの指摘が返ってきて自分の至らなさに自信を無くしていき、自分の存在価値をアピールすることすらできませんでした。
強みは自分の武器となる
そんな中、立ち直るきっかけは、自分の強みを発揮できたことでした。
学生時代は様々なグループで代表を務めるタイプだったため、教師や同級生、先輩後輩と様々なタイプの人と接点を取る必要があり、自然と相手に合わせたコミュニケーション能力を身に着けていました。
とにかくまずは自分ができること=コミュニケーションを多くとることを中心に動きました。
当時縦割り文化だったクライアント企業では、横のつながりを積極的に作っていったことで評価を頂き、画像AI技術を活用した案件へ引き合いを頂くことが出来ました。その分野での経験・スキルは殆どありませんでしたが、先輩のもとで自分が望んでいた案件に新たに挑戦できる環境を切り開くことができました。
しかし、ことは順調に進みませんでした。
アサイン当初、情報システム関連と縁のなかった私は技術者の話を理解することすら出来ませんでした。
クライアントとの打ち合わせでは意味不明な横文字が並ぶので、とにかくついてくのに必死でした。なんとか食らいついていくため、恥じらいを捨て「先ほどの○○ってこういう事ですか?」と馬鹿にされながらもとにかく確認をし、当日の不明点は必ず翌日にはクリアになるよう、繰り返しました。
泥臭いですが、こういった少しずつの積み重ねをしてくことで、今では社内外向けの商材紹介セミナーの講師をクライアントから頼まれるまで評価をいただけるようになりました。
当初焦りまくっていましたが、急な成長に取り残されないようにするために取り組んだ、少しずつでも努力を積み重ねていく結果が、新しい挑戦の機会を開いてくれました。
最後に
私自身、AIや先端技術に知識があるわけでも、高いスキルがあったわけではないですが、自身の「様々なタイプと人に合わせたコミュニケーション」という強みを発揮することで、先端技術の新規事業立ち上げに携わる機会を得ました。この機会をつかめるかどうかは、自身の強みを活かし、どれだけ自分を成長させられるかにかかっていると思います。
こういった環境のなかで新規事業のプロフェッショナルを目指したい方、是非PrimalGの門を開いてみませんか?
一緒に仕事が出来る日を楽しみにしております。
Comments