自ら飛び込んだものの、圧倒的な環境の違いに戸惑う日々
私のファーストキャリアは大手の都市銀行から始まりました。
入社してからは充実した研修を受け、OJTに手取り足取り教えてもらい、少しずつ時間をかけて仕事のやり方や会社の文化・雰囲気に沿った立ち回りを覚えていきました。こうした恵まれた環境で学ぶことは多く、私自身前の会社で教えていただいたことは私の社会人としての土台になっている部分が多くあります。
一方で、大手企業ならではの苦悩を感じることもありました。歴史のある大手企業は濃淡こそあれ、その会社ならではの慣習や業務が少なからず存在します。それに慣れていくとその会社だけにカスタマイズされた自分ができていきます。これは必ずしも悪いことではありませんが、私には合いませんでした。
そして、日々働くなかで、誰かがつくった仕組みを維持するよりも自分が仕組みをつくる側になりたいと思うようになり、環境を変えるべく、プライマルに転職をしました。
ここは前の職場とは全くの正反対で、マニュアルのようなものは何もなく、仕事の進め方は型破りというか、この会社にいる限り、何が最善の行動なのかを考え続けないとあっという間に溺れてしまうスリリングさがあります。
入社して1ヶ月、最初にアサインされた案件こそ上司に用意してもらいましたが、その案件内でどのようにクライアントに貢献していくかは案件がスタートした当時から自分で考え、自分で行動することが求められました。大手企業では基本的に顧客との折衝は上司が取りまとめ、新人は帯同することから始まるのが普通です。
圧倒的に成長するためにいろんなことに挑戦したい!とプライマルに飛び込みましたが、いざクライアントの前でいきなりプレゼンをするとなると最初はどうしてもビビってしまう自分がいました。
必要なのは特別な知識・スキルではない
最初はやはり案件も全然うまくいきませんでした。最初はどこの誰ともしれぬ私の話を聞いてくれる人はほとんどいませんでした。意気込んで準備した資料も、役に立つことはほとんどなく、自分の不甲斐なさに随分ヘコみました。
知識やスキルが足りないからうまくいかないんだ、という発想にまず行き着き、毎日睡眠時間を削り、起きている間はほとんどクライアントの事業について頭を巡らせ、勉強する日々を送りました。しかし、それでもうまくはいきませんでした。
色々悩むなかでふと一つの答えに行き着きました。話を聞いてもらえない一番の理由は、クライアントと対等の立場で話す権利を、自分がまだ持っていないということでした。
そのことに気づいてからは、今の自分に何ができるのかを改めて考え、まずは相手の仕事を助けることにしました。そして、呼ばれてもいない会議に参加してみたり、会話の中でプライベートの話をしてみたり、とにかく信用・信頼してもらう下地作りを徹底しました。
そうすると、少しずつ色んな人から声をかけてもらえるようになり、私の話に耳を傾けてくれる人もだんだんと増えていきました。
この過程に特別な知識やスキルは必要ありませんでした。むしろ最初は難しい話なんて1ミリもしないほうがいいんじゃないかと思います。どんなに立派な提案でも「この人が言う事ならきいてみようかな」と相手に思ってもらえていない状態では意味がありません。大きな事業を進めるのに大事なのは、周りを巻き込みお互いを助けながら組織を回すバランス力なのだと気づきました。
こうした気付きは新しい環境に飛び込まなければ得られませんでした。プライマルで仕事をしていると日々いろんな気付きがあります。
新規事業に携わるからこそ、自分の成長に貪欲に
どんな働き方を選ぶかは個人の自由です。プライマルはきっと楽な部類ではないでしょう。ただし、大きく成長できる環境があることは確かです。ビジネスも勉強やスポーツと同じで大きく成長するためには人一倍の努力が必要です。
いろんなことに挑戦して、叩きのめされながらも、それを糧にしながら成長していきたい、という気持ちが強かった私にとってプライマルは合っていると感じています。
最後まで読んでくださった皆様、この記事がご自分のキャリアを見つめ直すきっかけとなってくれれば幸いです。
成長意欲のある方、新しい事業に自らの手で挑戦してみたい方、ぜひプライマルの門を叩いてみてください。みなさんと一緒にはたらけることを楽しみにしています。
プライマルグループで働く他の社員の働き方もぜひご覧ください。
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