top of page

攻める総務出身のCEO爆誕 ~RPA使い、ロボットの次は会社を動かしはじめる

8月13日
読了時間: 8分

数年前、当時書いていたブログを締めくくるにあたって、軽いノリで「開発未経験の『エンジニア-to-be』が活躍するためにできることはないか」ということを考え、そのままブログに書き記しました。

(当時のブログはこちら:前編 / 後編)


そして現在、その考えを事業として実現するべく、本ブログのタイトルの通り、私は一会社の代表となっています。


一から積み重ねることしかない状況だったのはRPAを触り始めたときと同様ですが、前回とはまた違う視点で、私の歩んだ軌跡についてお届けできればと思います。



気づけば「RPA使いJr.」たちが誕生



RPAをはじめとしたDXツールを業務で活用するようになってから、総務では業務プロセス以外にも変化が起こり始めました。


ツール導入当初、「こういうの苦手なので…」といった具合に、ツールと触れ合うのは極力避けたいアピールを全面に出すメンバーたちが圧倒的多数でした。

しかしながら、ツール導入が進むなかで、運用を私一人で担うのは厳しくなってきたので、ちょっとしたデバッグ対応や改修対応は、業務担当メンバーも巻き込んでいくことにしました。


とはいえ、いきなり対応を任せるのではありません。

まずは、説明しながら作業を進めているところを見てもらうところから始め(「次から自分でできるといいよねー」という願望を添えながら)、理解が深まってきた頃合いを見計らって、一緒に対応するなかでも、メンバーに触ってもらう機会を増やしていきました。


すると、エラー発生の連絡が、発生した旨だけでなく、「●●の対応をして、それでもダメだったので、▲▲を確認してみたら×××で…」という内容が添えられるようになり、いつの間にか、デバッグ対応だけでなく簡単な改修対応までも、メンバーたちだけで進めてくれるようになっていました。


運用に携わり、ツール理解が進んだメンバーが増えたことは大きな一歩だったと思います。

新たな改善案は、具体的な仕様を検討したうえで出されることが多くなり、メンバーもそれに対して積極的に意見を出すようになりました。また、ツールに触れる場面でも「それやったことあるから、分かるかも…」とメンバー同士が協力する場面が格段に増えました。




CEO爆誕日は、突然に


こうして、自分の業務をデジタルツールを活用して作り変えることに抵抗感がなくなってきたメンバーたちを見ながら、次に自分は何で価値を出そうかなと考えていた頃のことでした。


グループ代表を交えた総務定例にて、開口一番、代表から、今までやりとりしていた宿題事項は全部忘れるよう言われ、「会議ギリギリまでリーダーと一緒に頑張って考えてたんだけどなー」と呑気に思っていた矢先、その理由が「お前が代表の新会社設立するから」だと告げられました。


総務で地道にDXを進めてきた日々の実績がビジネスに繋がるなんて、思ってもみませんでした。そして、私のこれまでの経験を土台に、総務とは違う仕事に挑戦できることに内心ワクワクする一方で、前職含めて内勤経験しかない身で、もちろん、事業立ち上げのイロハすら知らない人間が、果たして代表なんていう大役が務まるものなんだろうか。。。というのが率直な気持ちでした。


幸いなことに(?)、後者の無知レベルが超ド級だったので「会社の代表を務める機会なんて、そう巡ってこないしやってみるか」くらいの気持ちで、その場でその命を引き受けました。



名ばかり代表、たたかれる


会社を動かすことの全てが初めてづくしでしたが、当然そんな私の身の上事情を考慮して進められるわけありません。


事業の性質上、立ち上げ当初から「スピード勝負」事項だらけで、事業立ち上げのノウハウを豊富に持つグループ会社取締役と、業界理解ノウハウのあるグループ会社メンバーが、どんどん道を作ってくれているなかで、willがない私は、それにタダ乗りすることしかできませんでした。


結果、

「ビジネスは戦場。勝つために1日でも早く1円でも多く稼ごうって気ある?」

「この事業で成功しようっていう本気・覚悟が見えない」

「自分の意見を一向に示さないで、ほんとに代表?」

と、上からも下からも散々に言われる始末。


自他認める文字通りの名ばかり社長でしかない状況で、シンプルにしんどいと思いつつも、「どうしたらいいか分からないし、そんな私のせいで失敗するより、慣れている人が主導して成功したほうがいいよね」と、どこか他人事のように考え、現実から逃げていました。


ただ、そういった現実から逃げられても、苦労して、時間をかけて、自分たちの手で掴みとった顧客からは、お金をもらっていますから、逃げるわけにはいきません。有難いことに、顧客からもポジティブ・ネガティブどちらの声も多く頂くようになり、私個人に向けられた言葉ではなくとも、会社の代表として受け止める場面が多くなっていきました。



そうした社内外の声に触れ続けるなかで、いつからか、どうせなら自分がやりたいことだったり自分のアクションだったりに対しても意見をもらわないと損だな、という思いから、ようやっと会社の事業・組織に対するwillが出てき始めました。


とはいえ、その芽が勝手にぐんぐん成長するかというと、そうはいきません。自分がやりたいことで旗を作ろうにも、事業として成立させ、組織を作るには、その旗が面白いと思って、お金を出してくれる顧客と、一緒にやってみたいと言ってくれる仲間がいないと成り立ちません。


会社の代表となってからは、向き合う相手の数とともに、フィードバック量も、総務時代とは比べ物にならないほど増えました。そして、増えた分、一つひとつのフィードバックにスピーディーに向き合うことも欠かせなくなってきました。


相手のニーズ・期待値とのズレをできるだけ早く見つけて修正する。また、ときには自分がやりたいこと、正しいと思うことを、あえてぶつけて反応を見てみる。そうした対応を重ねるほど、事業も、組織も、私自身も——会社にかかわる全てが、より濃く、速く磨かれていく機会が増えていると感じます。



傍観者から、ラストマンへ


総務時代より、より一層意識するようになったことの一つに、プロとして仕事をするということがあります。


「知識がないから」「〇〇さんがこれをやらないから」「環境が整っていないから」……言いたくなる気持ちは分かります。でも、それを言ったところで何も変わらないし、前にも進まない。なんなら、ちょっとダサいとさえ思うようになりました。


総務時代、DX周りの話については自分でやり切る意識をもっていましたが、一方で面倒臭そうだなと思うようなことには首を突っ込まず、傍観者になるような場面も多くありました。でも、今は、事業の結果も、顧客からの評価も、たとえ私自身が直接絡んでいない事項であったとしても、会社が絡む全てが自分に返ってくる立場です。誰かのせいにしたところで、1ミリも前に進みません。


逃げ場がない、というと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際、代表は、誰かから何かを託せる最後の一人(ラストマン)であり続けることが求められます。「これは自分の仕事じゃない」と言える相手が、もういません。誰も拾いたくないボールでも、誰も拾わないなら、自分が拾うしかない、そう腹をくくれるようになりました。


正直、これは楽な話ではありません。それでも、何もしなかった結果として何かが崩れていくより、自分で動いた結果として失敗するほうが納得感があります。


痛い目を見ることも多いわけですが、場数を踏み、そのたびにしなやかに対応できるようになり、拾えるボールの数も、拾うまでのスピードも、着実に上がってきた実感があります。より頼りになる力強いラストマンであり続けられるよう、自分自身も強くなっていると信じて、これからも火中の栗を、拾い続けていきたいと思います。



エピローグ



総務でのDX推進の経験すべてが、私の会社の事業のおもしろみであり、私の強みでもあります。

私自身がそうであったように、会社のメンバーにも、未経験から顧客への価値提供に挑戦するなかで磨かれ、組織・事業とともに成長していってほしいと思います。

また、総務での経験をモデルに、現場業務だけでなく組織そのものが変化していくDXの渦を生み出し、顧客のDXに寄与できる事業へと発展させていきたいと考えています。

さらに、私にとって原点である総務についても、AI活用の波に飲まれるのではなく、その波に乗ることで、今まで以上に高みを目指す集団であり続けられるよう、微力ながら、私の経験や学びを還元し続けていきます。


そして、会社のメンバーや総務のメンバーに、PrimalGに叩き上げてもらった私が辿ってきたような成長機会を、一人でも多く体験してもらえる場を作っていきたいです。


偉そうなことをたくさん書いてきましたが、正直なところ私はまだまだ未熟者です。日々もがきながら成長を続け、いつかまた「このブログで書いたことが現実になりました」と胸を張って報告できるような力を付けていきたいと思います(笑)。


最後になりますが、スキルも知識もゼロだった人間が、ここまで駆け抜けてこられる場所は、そう多くはありません。成長刺激を求めている方は、ぜひ一緒に働きましょう。


コメント


プライマルホールディングスのロゴ

​プライマルホールディングス株式会社

〒105-0014

東京都港区芝一丁目6番10号 芝SIAビル3F

​© 2020 Primal Holdings Co.,Ltd

  • Instagram
  • X
  • LinkedIn
  • Line
bottom of page