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事業立ち上げに関わるハッチングの価値

プライマルにて新規事業支援に携わるなかで、RPA事業を展開するロボフィス株式会社を立ち上げ、現在は取締役を務めています。



“できない”ではなく”やってみる”

RPA事業を立ち上げた当初はなにもない状態から始まりました。


当時はRPAが世の中に出始めた状況で、 RPAの技術ノウハウ、営業手法、リソース・・・なにもない状況でした。振り返るとRPA事業を成功できた要因は様々ありますが、 一番の要因はまずは”やってみる”ということだと思います。


体制が整っていないから、提供方法が確立できていないから、綿密な事業計画が立てられていないから等、できない理由を並べてしまうと何事も前に進みません。新規事業を始めるときは不確実性があるのが当たり前の環境のため、できない理由を探すより、”やってみる”ということが重要です。


当時の例にあげると、地方エリアからRPA市場を切り開いていくという選択を取りましたが、そのときは方針案を決めて2週間後にはその地方に趣き、RPAサービスの提供・検証を始めていました。東京にしか拠点がなく、その地方での体制等はなにもない状況でしたが、結果としてはその判断とスピーディーな行動が事業の成長に大きな影響を及ぼしており、”やってみる”ことでの価値を感じています。



“どうするか”を考え続ける

勿論、ただ”やってみる”だけではいけません。 必ず、検証・改善を繰り返し、どうすればより良くできるかを考え続けることが必要です。

粘り強く、地道に実験・仮説検証を繰り返すことをプライマルグループではハッチングと呼んでいますが、RPA事業立ち上げではこのハッチングが非常に大切でした。


RPA提供プロセスはお客様がこれで満足してくれるか/営業提案の説明の仕方はこういう表現のほうが伝わりやすいか等、常に1つ1つの取り組みの改善を繰り返すことで事業として成長して前進し続けることができたと思います。


事業を進める中では予想できないことが様々と発生します。どんなに良いビジネスモデルでも実現化しなければ意味をなさないので、ハッチングを通してフィージビリティを検討することが重要だと改めて感じました。



自らが考えてチャレンジすることができる環境

RPA事業の立ち上げにはハッチングの重要性もありながら、もうひとつ重要な要素があります。それは「チャレンジをさせてくれる環境」です。


自らが“やってみる”ということを思い立っても、もし会社から「それは無謀だからやめてくれ/リスクがあるからもっとよく考えてから行動に移してくれ」と止められていたら、今のRPA事業は実現していなかったと思います。


“やってみる”こと自体への責任を自ら持つのは当然のことですが、それを見守ってくれる会社、それをサポートしてくれる会社の方々の存在は大きかったと思います。


その御礼を返す気持ちも含めてロボフィスのさらなる事業成長に努めています。



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