企画段階における新規事業アイデア抽出方法2


前回のブログでは8つのアイデアの切り口/視点のうちの3つをご紹介しました。

今回は残りの5つのご紹介に加え、アイデア抽出の訓練について解説していきます。

新規事業アイデアの切り口


4.競合差別性を掘る

ターゲット業界における競合、あるいは代替サービスのベンチマークを行い、差別性を実現できないか、新規事業アイデアを検討する。

狙いたい業界がある場合、その業界における主要プレイヤーを徹底的に分析し、競合あるいは代替サービスがやりきれていない分野や、自社経営資源を活用したら勝てないか、と考察していきます。先に何らかの理由で業界等を特定しておかないと全業界で同じ作業をするといった膨大な労力を要するプロジェクトになってしまうので注意が必要です。


収益性や、親和性、競争環境等で絞り込む、狙いたい業界等の前提をおいた上で、攻撃する事業者を決めて分析するのが効率的だと思います。


5.バリューチェーンを壊す

ターゲット業界における全体のバリューチェーンをベンチマークし、業界課題を解決できないか、新規事業アイデアを検討する。

こちらも同様に参入したい業界が特定されていて、同業界や、主要プレイヤーのバリューチェーンを調査し、そこに無駄があるか、モジュール化させることで占有を崩せるか、ビッグデータなど横断させることによる新たな価値が創造出来るかといった観点で分析、考察していきます。


特に規制がしっかりしている業界ほど、そのバリューチェーに無駄があるケースが多く、緻密に仕込まれたイベントでがらりと構造がかわったりしています。iPhone、Google、LINE等は他にはないユーザー価値と、このバリューチェーンを壊した最たる例かと思います。

6.あるべき姿を想像する

業界の商習慣、当たり前のビジネスモデル等の前例を払拭し、ゼロベースであるべき姿を描き、その現実との差分から新規事業アイデアを検討する。

映画の世界のように自由にあるべき姿、近未来を想像していきます。想像力豊かな、天才肌の方には有効な切り口だと思います。ただ、ブレインストーミングなどチームでアイディアを議論している場合、周りがついて来ることができない、といった場面も遭遇する時もあります。



7.社会変化を予測する

人口動態(年齢、世帯構成等)、PEST情報から、5-10年後の世の中を予測し、その社会変化の中で新規事業アイデアを検討する。


人口、年齢構成、家族構成、GDP、成長率、政府の方針など、マクロ的な動向を踏まえ、5年後、10年後社会がどうなっていくか、あれこれ予測しながら、新規事業としてどのようなものがあり得るか考察していきます。


8.社会課題を解決する

少子高齢化、ソーシャルビジネス、貧困、ニート等の多様な社会課題に対して、自身の意志/哲学も含めて、あるべき社会、新規事業アイデアを兼とする。


オールジャパン、グローバル視点で社会課題を考察する、あるいは自身の意志/哲学から世の中の向かう方向について考察し、同課題解決等ができる新規事業アイデアを抽出します。ソーシャルビジネス、少子高齢化、ニート…等多様な社会課題は存在しており、そこに本気で取り組みたい意志を掛けあわせ、事業としての機会を探っていきます。


※先日インタビューにてコメント頂きましたこちらの記事も参照ください。

プライマル新規事業ブログ:「立ち上がる新規事業とは」(株式会社オプトベンチャーズ  代表取締役 野内敦 氏)




アイデア抽出の訓練

また、「仮説をもつ」日常的な訓練を行うことも、切り口を知る以上に重要だと思います。

好奇心をもって色々な情報に触れ、「何故だろう」「自分だったらXX」「習慣化されているが、もっとXXできないか」「この商品/広告は、誰向けなのだろうか」…あらゆる所に、ちょっと変ではないか?こうした方がよいのではないか?と発見し、思考・想像のスイッチを押すことを習慣にします。この行為を繰り返すことで、仮説構築能力あるいは問題発見能力自体が高まっていきます。


ついつい、通勤等の日常の行動では思考を休めてしまう傾向にあると思いますが、関心をもって世の中を見て仮説を持つということを心がけるだけで訓練になります(いつもやっていると、本当に疲れてしまいますが)。更に、その仮説は、考え直したり、創造力のある周りの方と議論することで、精度(仮説構築能力)が高まります。社内のメンバーに対し言い続けてきた結果思うのは、学歴関係なく誰にでも訓練によってその能力は確実に高まります。


※具体的には、RODIAのメモ帳を懐にいれ、日頃から思考メモをとり、見直すという習慣をつけろ、などと言っています。


こうした、アイデア抽出の切り口を知り、仮説構築の思考訓練を図ることで、少なくとも企画・計画フェーズにおいて新規事業アイデア・「ネタがない」という状態は避けられます。


最後に、新規事業の取り組み方?戦略的“不真面目”のススメに記載がありますが、企画と実行は双方が重要であり、且つ不確実性の高い新規事業をやりぬく為には、諦めない覚悟が非常に重要だと考えています。

覚悟をもって事にあたる為にも「コア仮説は自身で考察」していくことが非常に重要だと思います。


会社の新規事業としてオーソライズがとれなかったプロジェクトでも、やる気のある担当者が社内で堅い意志を持ち隠れて進めていき、大きく成長して後に注目されるといったケースも拝見します。その意味ではむしろ、アイデアの面白さよりも、やる気や、実行フェーズでの試行錯誤の方が重要なのかもしれません。


次回、「実効性のある新規事業アイデアに困らない方法 ? 実行編」にて、真に重要である実行フェーズでの新規事業アイデア創出方法について言及できたらと思います。本稿記載の企画・計画フェーズでのアイデアは、あくまで初期仮説でしかなく、それ以上に、新規事業の実行フェーズでの新規事業アイデア抽出活動(試行錯誤、創意工夫)こそが重要であり、真に実効性のある新規事業アイデアであると考えています。




プライマル社では、 新規事業アイデア抽出パッケージサービスを提供しております。


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